志水堅二

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NO ART NO LIFE

10/06/2010

poem



自分の感受性くらい

                       茨木のりこ

        ぱさぱさに乾いてゆく心を
        ひとのせいにはするな
        みずから水やりを怠っておいて

        気難しくなってきたのを
        友人のせいにはするな
        しなやかさを失ったのはどちらなのか

        苛立つのを
        近親のせいにするな
        なにもかも下手だったのはわたくし

        初心消えかかるのを
        暮らしのせいにはするな
        そもそもが ひよわな志にすぎなかった

        駄目なことの一切を
        時代のせいにはするな
        わずかに光る尊厳の放棄

        自分の感受性ぐらい
        自分で守れ
        ばかものよ
 
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昔から好きな詩
 
誰かに何かにイラっとしたときに読み返してみる。
 
 
最後の一文は最高だ。
 
 
かわいいフォルムだけれど
 
「ばかものよ」
 
といわれているような気分になる鳳凰が描きたい。
 
国宝の仏像のように・・・